ローカルマーケティング

地方のマーケティング・産直食品通販広告制作者の備忘録

「日本のマチュピチュ」とか自ら二番手以下を公言しているようなもの

「マチュピチュ」「ガラパゴス」「ナイアガラ」「ウユニ塩湖」など、

世界的に有名な観光地がありますが、

よく「日本のマチュピチュ」とか「東洋のガラパゴス」とか、

観光PRのキャッチフレーズで

こういう表現を行政とかもするけど、

はっきり言って恥ずかしくないのか?と思う。

 

有名処によせて、比喩表現したいのはわからなくもないが、

公式HPやポスターとかパンフレットに堂々と書くなよ!って思う。

特に行政や観光協会が主体でやっているのに多い。

 

SNSとかで、一般人がいうのならわからなくもないが、

クリエーターの発想が貧困すぎるだろと思う。

日本にも沢山素晴らしい地域と自然の観光資源があるが、

そこを説明するのに、他の観光地を比喩表現に使うのは、

自ら二番手以下だけどドコドコに似ているよ!って、

公言しているようなものでしょ?

まあ文中に使うくらいならまだマシだけど、

PRのメインに使うなよと心底思う。

 

「東洋のガラパゴス」とPRされている、

奄美大島や西表島は、

私の大好きな南の島の離島であるが、

海も山も森も自然豊かで、

多様な独自の生物が居る。

そこには独特の文化があり、

美しい風景がある。

これは固有のオンリーワンであり、

どこか他の場所の比喩を使わなければ成り立たない程、

何もないところでは無い。

 

別にガラパゴス諸島の代用品として、

奄美大島と西表島に観光客が行くわけではないと思う。

 

日本全ての地域に言える事だけど、

もっと自信を持った方がいい

 

北アルプスは、飛騨山脈

中央アルプスは、木曽山脈

南アルプスは、赤石山脈

日本アルプスとか地図にも載っているけど、

大丈夫か?と思う。

 

外人さんが自分の国のドコドコに似ているという、

旅愁を込めて表現した名前を、

そのまま地名にまでして、有難がってしまうのは

ホントどうなの?と

 

そんな明治の欧米に見習えの頃の一時的な表現を使わなくても、

信州の山々は四季を通じて、十分に魅力的だと思う。

 

「日本の○○」って、

地域自らPRで使った時点で、

そこの地域は元の○○の二番手以下だと認めているようなものです。

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