さすがに最近ではあんまり見なくなった、
Windows XP
先日、
「XPを使うと個人情報保護法の法律違反になるの?」
という質問を受けたのでその回答のお話
答え
法律違反になる場合とならない場合がある
まずはなぜ個人情報保護法違反が疑われるのか?
個人情報保護法には、
個人情報を安全に保管する義務があります。
ガイドラインにも、
「技術的安全管理措置」という項目で、
OSのアップデート、
セキュリティパッチの適用が記されています。
サポートの切れたXPを使用する事は、
ここに該当するのです。
しかし、
この表にもあるように、
2016年12月でもXPは
使われているOSの一割近くのシェアがあるのです。
これだけ見ると10台に1台くらいの割合で、
未だにXPが使われているようですが、
さすがに知合い中あたってもこんなに見ませんよ
調べてみるとこんな理由があるようです。
2014年の記事になるのですが、
官公庁とか、銀行のATMなどに
XPが使用されているのですね。
でもこの記事にもあるように、
マイクロソフトから有償サポート
を受けているとのこと。
この場合だと、
サポートされているので、
法律違反にはなりません。
しかし、
無償サポートは終わっているXPを
有償サポートを受けていないのに
個人情報が少しでも関わる業務に使用している場合は、
個人情報保護法違反になるということです。
平成29年5月30日に
改正個人情報保護法が施行されて、
営利非営利と事業規模と個人情報の保有数を問わず、
全ての事業者が対象となりますので、
この辺気をつける必要があります。
ネズミかモグラに食べられたニンジン