ローカルマーケティング

地方のマーケティング・産直食品通販広告制作者の備忘録

無形の価値がわからない経営者

昔よく聞いた話、

日本人はハードにはお金を出すけど、

ソフトにはお金を出さない。

 

有形のものにはお金を払うが、

無形のものには価値を感じない。

特に関西はその傾向が強いという

 

マーケティングとか、

デザインとかの仕事をしていると

時々そんな機会に合う事がある。

 

先日こんな話があった、

メーカーの代理店を営む旧知の社長から、

メーカーの斡旋カタログでは自分の意図が伝わらないので、

オリジナルのパンフを作って欲しいという依頼があった。

 

価格の話になると真顔で怒り出した、

「なぜオリジナルのパンフは、

メーカーの斡旋カタログより高いのだ?」

 

・・・・・まさかそんな事言われると思ってなかった私

オリジナルで一から作るパンフが、

なぜメーカーの斡旋カタログよりも

価格が高くなるのかの説明をする事になるとは・・・

 

アンタが自分の意図を伝える為に

第三者が印刷データを作るのだから、

オリジナルで印刷物を一から作るのに、

ヒアリングして、調べて原稿作って、

デザインして形にするのに制作費用がかかるでしょ?

それにメーカーは、一度に大量に印刷するから安くなる。

と説明してもわからないらしい・・・

 

挙句「紙の形は同じじゃないのか?」と言い放つ・・

印刷物の物体しか見えないようです・・・

もちろんその会社にはホームページなど無い

「俺は無駄なものには一切金を払わないのだ!」

そんなセリフを豪語しながら独自の経営哲学を語り出す・・・

旧知の仲とはいえメンドクサイ事に巻き込まれたと後悔

 

同時にこの会社大丈夫か?と純粋に思ってしまった・笑

今でも時々関西ローカルに居るのです、

こういうアナログ社長w

これはこれでその会社の特色なのですが、

巻き込まれたくない・・・

 

そういえば昔、消費税が導入された時に、

「ワシは納得できへんから請求書に消費税つけてくるな!」と、

わざわざ電話してきた社長がいたな~

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仮面ライダーのショッカーの基地にこんなオブジェ無かったけ?笑

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