2017年の個人的なテーマは「生産性を高める」にします。
生産年齢人口の低下により、人手不足となって、
求人募集しても人が来ない等、周りも明らかに変わってきています。
今までは求人募集のやり方を工夫したり、考えたりして、
人を何とか供給する事で乗り切ってきましたが、
それも難しいくらいに人手不足の現場があります。
だから一人一人の負担が明らかに上がっています。
実際に地方の現場では、
明らかな過剰労働なところも少なくありません、
それは自営業者、生産者、職人という身分なので、
世間で騒がれているようなブラック企業と呼ばれる事はありませんが、
ビックリするくらい長時間労働で、休みもほとんどありません。
ブラックとして問題にならないのは、
家業として、先祖代々引き継がれているとか、
本人のライフワークとしての事業。
そういうのは強制的な状況では無いので、
周りが見ているよりは、本人はさほど苦にしていない所があります。
また家業として、老人や子供、知り合いなどの
無賃金労働の供給を受ける事にも慣れてしまっているので、
そこは良い面と悪い面があり、事業を拡大局面に持っていく時に、
意外な障害として現れるケースがあります。
「手間暇をかける」といえば聞こえはいいのですが、
その手間暇が付加価値を上げる事に繋がらないのでは、
事業としての継続性は難しいです。
また生産性の低さを考えていないところもあります。
売上を上げて利益を出し、
そのお金で投資して更に拡大するという好循環に持っていく事で、
継続的に稼げる仕組みを作らなければ、
本来事業としては成り立たないのです。
しかし、借り入れや補助金等で調達したお金で、
施設や設備を作ったら事業化できると考える方が地方には多いです。
確かに設備主体での事業経営で利益を出す事は否定しませんが、
現状の生産性の低さを内包したままでは先は難しいのでは無いかと思います。
「生産性を高める」のに、仕組みや過程、作業方法を改善して、
ITを上手に利用し、新しい市場へも挑戦するなど、色々と考える時かなと
そして明らかに生産性の低い、
自分自身も「生産性を高められる人」を追求しようと思っています。
トランプ大統領が誕生して、TPPが停滞する事で、
少し猶予の時間が出来たかなと感じる2017年の年頭です。
本文とは全く関係ないのですが、
犬をひざかけの中に入れるとコタツのように暖かいっす・笑