ローカルマーケティング

地方のマーケティング・産直食品通販広告制作者の備忘録

東京中心の情報発信が更なる一極集中化を加速させる

東京圏て、別格だな~と思うのです。

市場は大きいし、人は多いし、経済活動は盛んだし、情報発信量は圧倒的!

活気も熱気もあるので、たまに上京すると田舎好きの私はホント疲れます。

対して、一応日本2番目といわれる大阪圏にすんでいますが、

昼間の大阪市内は歩いている人はほとんど高齢者の方です。

 

日本全体の問題として、少子高齢化、生産年齢人口の低下、

東京圏への一極集中が言われていますが、

結論からいうと今後益々進むでしょうね。

 

「東京圏への人口一極集中と人口減少対策」国会国立図書館

東京圏=東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県

資料、

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この表によると、東京都と東京圏の隆盛ぶりがわかります。

 

将来的な予測としても、

大学生の数が全国の4割をしめて、上場企業の63.5%があり、

GDPも所得も全国平均のはるか上をいく状況です。

 

バブル崩壊とともに訪れたデフレ経済の中で、

企業本社の東京圏への移転が加速して

商談に行っても「全ては東京決済」などといわれていましたね。

東京は別格、昔商都といわれた大阪は平成の世では既に地方都市。

 

特筆すべきは、情報サービス業売上高が全国の約7割を占める!

残りの大阪圏、名古屋圏、福岡圏とその他の地域全部足しても3割なので、

もう圧倒的です。

 

テレビなどでも最近は予算の都合上なのでしょう、

全国ネットでもロケ地も東京圏の話題が中心です。

地方に住む私たちでも、

東京駅、丸の内、八重洲、銀座、有楽町、築地、神田、浅草、秋葉原、上野、巣鴨、池袋、新宿、六本木、渋谷、恵比寿、五反田、品川、新橋、赤坂、羽田、お台場などなど、

これら東京の地名をよくテレビ等で見聞きします。

東京都知事の話題、築地移転問題、東京オリンピックの設備がどうこうと、

連日テレビからごく身近な話として、

日本の全国民が、東京都民の目線での情報にさらされています。

 

幼い頃から、日常的にあたりまえに、こうした東京圏の情報を

地元の地域情報よりも大量に浴びつづけているので、

東京圏は既に身近にあるのだと思います。

 

それに加えて、多種多様な人間を受け入れる懐の深さと、

経済的に稼げるのであれば何の問題もない。

 

東京中心の情報発信の中で暮らしている地方の人は、

深層心理では既に東京都民予備軍になっているのでは?とさえ思います。

そりゃ益々東京一極集中しますよね。

 

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