2017年の正月はわりと穏やかな天気でしたが、
2週目後半からの大寒波で、
近畿の中部~北部の雪国風景がSNSで流れてきます。
山一つ越えるだけで、白銀の別世界
昔、北海道出身の雪印乳業の人が、
「北海道には帰りたくない、
なぜなら冬は雪かきから一日が始まるんです、
とにかく雪かきしないと何もできないんです、
雪かきのその労力は大変なものです。
今は転勤で大阪に住んでいるけど、
冬に雪かきしないで済むだけで随分他の事が出来るんですよ」
と言っていた事を思い出しました。
大阪府を拠点に、北は兵庫県北部、南は和歌山県南部まで
関西地方を中心に方々へ車に乗って出向くわけですが、
北方面の方に「冬用タイヤをなぜ履かないの?」といわれます。
逆に、冬にスタッドレスタイヤを履いていたら、
大阪とか和歌山の知合いに
「なんで冬用タイヤを履いているの?」と聞かれます。
冬は冬用のスタッドレスタイヤを当たり前に履く地域と、
タイヤは年中夏用(というかノーマルタイヤ・夏用という言葉すら無い)で、
冬にスタッドレスタイヤを履くのは、
スキーやスノボが趣味、もしくは特殊な事情の人という事で、
「へ~スタッドレスタイヤ履いているけど、スキーでもやるの?」
などと何度も聞かれるような、
スタッドレスタイヤを履いている事が話題になる地域。
タイヤひとつにしても近畿地方の中で、
これだけイメージが変わります。
TVの「秘密のケンミンショー」とか観ていると、
自分の町に売っているモノは、
全国どこにでも売っていると思っている人たちが多い。
また地域別の微妙な味付け具合と、
伝統文化や食文化の違いに苦しむ全国チェーン
地域それぞれに違いがあり、それが面白いのに、
地元の人は案外気付かないものです。
普段何気なく自分の見えているものが
絶対的な世界だと思っていますが、
少し動いて見方を変えてみたらいいのかもしれません。
若い頃に初めてアメリカへ研修に行った時に教えられた、
「自分が日本人であると強烈に思う瞬間は、
日本に住んでいる時ではなく、外国に出た時」
というのは、なかなかの真理だと今でも思っています。
ついに寒波に負けて、
引退の二文字がちらついていた愛車用に、
つるつるで使用不能に陥っていた、
スダッドレスタイヤを新調しました。
これでまた夢の走行距離35万キロ越えへの
挑戦理由が出来てしまいましたw