ローカルマーケティング

地方のマーケティング・産直食品通販広告制作者の備忘録

なぜ、「すし(弁当)」は、6月と11月に売れないのか?

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トマトは一年で6月が一番売れる

節分の恵方巻きは、豆まきを越えたらしい - ローカルマーケティング

昨日節分ネタを書いて思った事。
なぜ、6月と11月は売れないの?

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http://www.stat.go.jp/data/kakei/tsushin/pdf/27_2.pdf

総務省統計局 家計調査通信第 492 号

 

2月は恵方巻きの影響で、

すしの支出金額が伸びている。

すし(巻き寿司・にぎり鮨・いなり寿司)

これは持ち帰りと宅配すしという家で食べるすしの事でしょうね

 

2月以外で売れているのは、

12月・8月・5月という

人の集まる機会の多い時

1月・3月あたりもこの部類かな?

でも3月はひな祭りにも寿司食べるよね。

寿司は人が集まる時に、

用意できる食べ物として利用が増えるのかと

 

逆に、売れていない時は何が理由なのだろうか?

特に6月・11月が少ない

人が集まる機会が少ない時?

 

6月は、

梅雨に入る時期で、

「食中毒防止キャンペーン」を

大々的にするのでその影響が考えられる。

 

あとは、

梅干し、トマト、コーヒー飲料が

一年で最も売れる月

 

総じて言うと、

食品で「夏物」が本番を迎える月

 

食品は、夏物~冬物に売り物を大きく変える時は、

春のお彼岸・秋のお彼岸頃を目安にするのだが、

食品の夏物の盛期は、6月・7月・8月

 

そして、このグラフの9月・10月・11月をみたら、

今度は冬物への転換期になっている。

9月・10月などは、

運動会シーズン、秋祭りなど、

地域の人が集まるイベントはあるのに、

あまり数字は良くない。

 

このグラフの9月・10月・11月の

まるで逆のパターンが「おでん」だ。

おでんは、9月下旬から売れ始めて、

10月下旬頃から11月にかけて一年のピークの売上を迎える。

一番寒い時期ではなく、

最初に寒くなる時季に売れる商品なのだ。

 

ここから考えられるのは、

・人が集まる機会が少ない時

・体感気温の変化が大きい時

この時に寿司は売れなくなるのかも知れないなと

 

「平日で、前日との気温差の大きい日は売上が少ない」

「休日・休前日で、前日との気温差が少ない日は売上が多い」

日次に落とし込むとこんなふうになるだろうか?

 

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