ローカルマーケティング

地方のマーケティング・産直食品通販広告制作者の備忘録

経営資源を計るべし

経営資源とは、

企業が経営を行う上で使う事の出来る資源。

一般的には、

「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」「知財」など、

有形無形の財産の総称。

「能力」「地域」「ブランド」「人脈」なども含まれ、

経営の力に出来る全てのものです。

 

経営資源とは、

企業戦略を考える最重要要素

 

企業が、

これから何が出来るか?

どうすべきなのか?

これらの企業戦略を考える時、

この経営資源を基に考えます。

 

その為に必要なのは、

経営資源を正確に把握する

という事。

 

企業には、

それぞれ企業文化といっていい程の、

千差万別の違いがあります。

例えば、

「営業が強い」という能力でも

・BtoB 企業対企業

・BtoC 企業対個人

・飛込み営業型

・店舗待ちうけ型

・新規顧客型

・既存顧客型

など、

これらは全て違う営業能力です。

 

なので、単純に

BtoCの飛込み営業型が強い会社が、

「自分達は個人顧客向けが強い」

「営業力がある」

と勘違いして、

BtoCの店舗待ちうけ型をやると、

かなりの確率で失敗します。

 

なぜか?

同じ個人向け営業でも、

飛込み型営業は、

意思の強さとメゲナイ心と打たれ強い、

行動力のある少々鈍感な方が向いています。

しかし、

店舗待ちうけ型は、

繊細なかゆい所に手が届く様な、

細部に目が行く届くサービスが評価されるのです。

 

飛込み型で大きくなった企業の管理職は、

飛込み営業のエキスパートが多いので、

このサービスの概念がわからないのです。

 

このように「営業」という仕事ひとつでも、

経営資源として判断する場合には、

かなり正確に本質を捉えないと、

経営判断を誤ります。

 

経営資源とは様々な分野で構成されて、

理想的な円形をしているのではなく、

大抵はいびつな偏った形になっています。

それでも、

立地や地域、文化や歴史など

経営資源として使おうと思えば、

使えるものはいくらでもありますし、

足らなければ作ればいい。

 

出来るだけ正確に経営資源を計り、

どこでどのようなやり方で事業するのかを、

マーケティング力を駆使して策定し、

経営企画能力を磨く事が必要です。

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