ローカルマーケティング

地方のマーケティング・産直食品通販広告制作者の備忘録

情報通信機器の調査報告が興味深い

通販を生業にしていると、

年々様々な変化があるのですが、

調査数字を見ると

納得出来るところや、

意外なものがあるのです。

 

総務省「平成27年通信利用動向調査」

情報通信端末の世帯保有率の推移

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情報通信機器の保有状況:世帯ベース

パソコン:76.8%

スマートフォン:72%

タブレット:33.3%

携帯電話:95.8%

固定電話:75.6%

ファックス:42%

 

調査数字は約2年前のものなので、

おそらく現在では

スマートフォンがパソコンを逆転していると思われます。

 

電話といえば携帯電話になっている

携帯電話:95.8%

固定電話:75.6%

衝撃的な内容は、

39歳以下の世帯で固定電話があるのは半数以下

もうすでに世の中は電話といえば固定電話の事ではなく、

携帯電話の事だと言っても過言ではない状況。

 

ファックス42%

ファックスは50歳以上世帯でやっと半数越え

自分でもここ数年で

仕事でもプライベートでも

通信情報機器で一番使わなくなったファックスは、

全体的に減少傾向ですが、

若年世帯では極端に弱く、

50歳以上の世帯でやっと半数越えの様子なので、

高齢者向け以外の通販では、

既にいらなくなってきているのかも知れない。

 

スマートフォン72%

・20~39歳 約95%以上保有

・40歳代 88.8%

・50歳代 83.9%

iPhoneが世に出たのが2007年

日本で発売されたのが2008年

以来、急激な伸びを示しているスマートフォン

調査は約2年前の数字なので、

現在ではパソコンを抜いていると思われます。

ネットショップを運営していても、

最近明らかにスマホからの注文が増えてきているので、

現場でも実感が出来ています。

 

パソコン76.8%

・20歳~39歳まで 80%前半が保有

・40歳~59歳まで 80%後半が保有

・60歳代でも 78.6%

・70~74歳まで 64.8%

・75歳を越えると急激に下がっていく

 

・年収400万以上 約85%以上保有

・年収800万以上 約95%以上保有

 

スマホに押されて少し下落傾向だったパソコンだが、

下げ止まった感の横ばいになっている。

年齢的には20歳~69歳まで幅広く分布しているが、

年収的要素が一番大きいようである。

  

世帯での過去1年間の

インターネットの利用経験86.6%

・世帯主20歳代~59歳までは約95%以上

・60歳代でも約85%以上

・70~74歳で71.6%

・75~79歳で62.5%

・80歳以上で53.7%

 

・年収400万以上は約95%以上

・年収800万以上は約98%以上

 

インターネットの利用は平均的に伸びてはいるが、

70代以上 年収400万という

世代間と年収での格差がある。

  

世帯人数が多くなると通信機器も多様化する

単身・2~3人・4~5人・6~7人以上と

まあ当たり前の話だと思うけど、

世帯人数が多くなるに従って通信機器も多くなる。

パソコン・スマホ・タブレットなどのネット機器はもちろん、

減少傾向の固定電話とファックスの保有率も上がっていく。

 

栄枯盛衰の激しい情報通信機器

状況と数字を頭に叩き込んで、

普段の業務に生かして、

今後も推移を見守りたいと思います。

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