飲用牛乳はダダ下がりなので、
右肩下がり感が強い国内の乳業界ですが、
ヨーグルトは順調に右肩上がりを続けています。
調査によって幅があるのですが、
毎日ヨーグルトを食べるという人は25~34%と、
4人に1人~3人に1人の割合になっています。
総務省統計局の家計調査でも
ここ数年でも年々伸びているのがわかります。
世代別では、
総務省統計局 家計調査通信第508号
50代の世帯が最も多くなっていて、
60代、70代の世帯も伸びています。
この中高年の世代だけだと、
毎日ヨーグルトを食べる人は40~50%という、
非常に高い割合になるようです。
健康への意識が高いこの世代にとって、
ヨーグルトとは、
整腸作用や免疫機能強化に
非常に効果的な食品である事が、
かなり認識されているようです。
この世代は、
日本における人口構成でも
かなりの数を占める為に、
市場でも実感があるのだろうと思います。
ヨーグルトの売り方の大部分は、
機能性を全面的に押し出して、
研究所で作ったプロバイオティクス
という健康食品的な感じで、
元々の酪農産品というイメージではないですね。
全世代の支出額でも、
過去5年で4割も増えているので、
ヨーグルトはまだまだ伸びそうです。
普通このくらい伸びてくると、
様々な面でもっと多様化したりするのですが、
乳業界のヨーグルト分野では
今のところは、まだあんまり見られないので、
これからかな?と思っています。
加糖なので犬は飲めません・・