近年日本でもチーズの需要は飛躍的に伸びています。
ピザやおつまみや料理にも
様々な用途でチーズは
食生活の中で根付いてきました。
ナチュラルチーズとは、
生乳に乳酸菌などを加えて発酵熟成させて作ったもの
プロセスチーズとは、
ナチュラルチーズを加熱して溶かし添加物を加えて固めたもの
日本では雪印6Pチーズなどの
プロセスチーズが主流でしたが、
カマンベールチーズやモッツアレラチーズ
ゴーダチーズやクリームチーズなどの
ナチュラルチーズも売れてきています。
全体的なチーズの需要は伸びており、
今後も伸び続けると思います。
しかし・・・
国産チーズは伸びていませんよね?
詳細は、
農林水産省 チーズ需給表
チーズ総消費量⑪は、
平成2年153,325
平成19年279,193
国産ナチュラルチーズ生産量 直接消費量③
平成2年から20年まではほぼ倍の数字になっています。
この間は、確かに国産ナチュラルチーズは伸びていました。
しかし、
平成20年から27年では
チーズ総消費量⑪は、
平成20年237,825
平成27年320,519
ここ数年でもチーズの総消費量は増えています。
しかし・・
国産ナチュラルチーズ生産量 直接消費量③
この表だと殆ど伸びていない事がわかります。
変わりに伸びているのは、
輸入ナチュラルチーズ 直接消費量⑥
ここの数字が伸びているのです。
なので、
昨今のチーズブームで伸びているのは、
輸入ナチュラルチーズなのです!
あとは、
大手乳業メーカーが仕掛ける
国内生産プロセスチーズ
それらが読みとれます。
国内の酪農家とか乳業者などが、
国産のナチュラルチーズを
成長産業と勘違いして、
事業として手掛けていく話は多いのですが、
実はそんなに簡単なものではないと
思っておいた方が良いと思います。
時間と頭使って売っていきます。