ローカルマーケティング

地方のマーケティング・産直食品通販広告制作者の備忘録

六次産業化の成功への扉は「加工」にある

話題の六次産業化

生産=一次

加工=二次

販売=三次

これを全部やると六次

そんな六次産業化成功の為に、

あえて一番の鍵は?という話

 

一番利益があるのは「加工」

一次産業でゼロから経費をかけて生産物を作る

二次産業で生産物を仕入れて経費をかけて加工商品を作る

三次産業で加工商品を仕入れて経費をかけて販売する

 

この3つのパターンで、

普通、一番利益があるのは二次の加工です。

経営的に別の言い方をすれば、

一番利益の有るところに付加価値がある。

その付加価値の一番高い加工がポイントになります。

 

生産者が事業プランを考える時、

どれだけ沢山の数を企画しても、

事業である限り収支が必然なので、

結局事業化できるのは、

この「加工」に絡んだ事になる事が多いです。

 

商品化で利用を促進する商品開発力を鍛える

一次産業の生産によってできた原材料を、

商品化して利用をより促進するようにする事が目的なので、

ここで必要な力は「商品開発力」である。

「加工」という作業は、外注でも出来るのだが、

商品開発だけは絶対にやった方が良い。

もちろん外注業者と共にやっても良いが、

コンセプトなどはしっかりと自分で考えるべきなのです。

 

美味しい・使いやすい・買いやすい

三次産業のPBでは「より安く」が多いのだが、

一次産業からの参入の場合は、

生産物の付加価値をより上げるためにも、

美味しい・使いやすい

これは追求したい。

あと、買いやすいというのも意外と重要で、

六次化商品の失敗例では

容器・容量・デザイン・売り方・価格・ネーミングなど

「モノが良くても買いにくそう」と思えるものも多い。

 

周年売れるものを開発する

加工食品の利点は、

加工する事によって賞味期限を延ばせる事がある。

可能なものはシリーズ化しても良いので、

営業販売面でも出来れば周年販売できる事が望ましい。

 

売り方と売り場はいくらでも替えられる

一次産業の生産者からすると、

販売の仕事って大変に思えるかもしれませんが、

消費者の需要が常に動くと共に、

売り方と売り場は常に変化を求められます。

という事は、

実はいくらでも替えられるということなのです。

 

人が欲しがる売れるものを作る

これが一番大切な事です!

自分の作りたいものでも良いのですが、

売れるものとは人が欲しがるものです。

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ちょっと春色

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