昨日のブログ
このチラシおかしいと思ったのは、
最初に見た時の違和感もあるが、
個人情報保護法上100％アウト
である事がすぐわかる。
このチラシの裏面は、
「ＦＡＸ専用申し込みフォーム」になっている。
という事は、
個人情報を取得するツールである。
なのに、
個人情報保護法で規定された要件を一切満たしていない。
個人情報を取得する時のルールは、
過去のブログに書いた
大まかに説明すると
その１：取得した個人情報を利用する目的を明示する
その２：利用目的を本人が容易に知りえる状態に置く
このいずれの要件も満たしていない。
しかもこのチラシが取得しようとしている
個人情報の重要度はまあまあ高い
重要度低め：氏名・住所・電話番号・メールアドレス
重要度高め：携帯番号・生年月日・ネット利用の有無
この重要度高めの項目を入れるだけでも、
名簿としての価値は高くなる。
利用目的を本人が容易に知りえる状態に置く
普通は、
個人情報取扱の指針・プライバシーポリシーを作成し、
チラシ内の見える場所へ設置するか？
ホームページに記載する
店舗内などの顧客の見える位置に設置する
このどれかをやらなければいけない。
しかし、このチラシには
プライバシーポリシーは、
事業者の住所が掲載されていない
ホームページの記載が無い
チラシの中にも掲載されていない
というわけで
個人情報保護法上１００％アウト
となる。
また、悪意が読みとれるのは
他の方々がブログで取り上げられている
チラシの画像をよく見るとわかるのだが、
2016年10月11月12月のチラシには、
個人情報の取扱いについてと掲載されているが、
2017年1月のチラシには掲載されていない。
元々掲載されていた
「個人情報の取扱いについて」も
内容は滅茶苦茶で、規定を全く満たしていない。
そして
2017年に入ってから、
「個人情報の取扱いについて」を外しているのである。
情報化社会って、
ちょっと検索すればこんな事もわかるのですね～
という事で、
本日は個人情報保護法のお勉強でした。
