昨日のブログでは、
高速交通インフラが整備されると、
繋がった都市部へ需要を吸い取られるという
ストロー効果に勝つには、という話を書きました。
現在、そのストローは、
高速交通インフラだけでは無く
もう一本インターネットというストローで、
ネットショップからの
脅威にも晒されています。
地方の住民が、
地元の小売店でモノを買わずに、
ネットショップへ注文する。
これは地方に限った事では無く、
都市部の住民もネットショップを利用します。
総務省のデータによると、
ネットショップの利用については、
秋田と福井を除いては、
関東圏が一番で、
あとは関西圏と都市部を抱える県が多いです。
しかし・・・
このデータは2014年のものなので、
ネットショップの利用自体が
まだまだ増えているのが現状です。
通信販売は、
絶対王者のAmazonが最強ですが、
地方にも強い事業者が存在します。
特に九州などは、
ジャパネットたかたや、
健康食品のやずやなどの
大手通販事業者が存在します。
また、通信教育事業者のベネッセも岡山を本拠とするなど、
地方で結果を残している事業者もいます。
課題は人材
同じ条件で、
都市部と地方で通販事業を行う場合は、
コスト面では圧倒的に地方が安く済みます。
ロケーションといわれる背景イメージも、
環境面を打ち出せる地方の方が有利です。
しかし、前のブログにも書きましたが、
通販は実は近くに顧客が多くなる傾向があるので、
母数の人口を抱える都市部の方がその面では有利です。
あと
決定的な要素は人材だと思います。
常に新しい事をやり続けていかなければならないので、
優秀なスタッフやブレーンをどれだけ揃えられるかが
都市部と地方部をストローで繋げるネット環境の中で、
需要を引き寄せるカギになるのは間違いないと思います。
壬生菜(みぶな)