ローカルマーケティング

地方のマーケティング・産直食品通販広告制作者の備忘録

六次産業に必要なブランディング力

食品て、

実は差別化がものすごく難しいのです。

 

農産物や水産物、畜産物の一次原料などは、

ぱっと見て素人では差別化はわからない。

人参は人参、白菜は白菜、ウナギも中国産か浜松産?

有機肥料で育てたのか? 農薬を使っているのか?

養殖なのか? ブランド牛なのか?

 

様々な加工食品の表示も

大手企業が作る業界団体が決めるので、

大手企業が有利な様に決められるのです。

地方の中小業者が得意な微妙な表示は、

規制されて出来なくなっている事があります。

 

でも消費者って、

とにかく他人とか第三者の評価とか、

公的機関のお墨付きが大好き。

公的機関でも無い単なる評価機関でもそれは同じ。

「モンドセレクション金賞」とか付いていたら、

金賞!めっちゃいいものって思うらしいw

 

この商品販売という仕事

特に食品という差別化のしにくい商品販売で、

大事な事は「ブランディング」です。

 

神戸牛・松阪牛とか、

美味いですよね。

初めて食べても美味いと思って食べますよね?

結果、めっちゃ美味いですよね。

 

神戸牛・松阪牛と、

聞かされて食べるのと、

知らずに食べるのと、

どちらが美味しいと思います?

そりゃ~ブランド牛だと知って食べると更に美味いのです。

人間は舌だけで味わうのではないのです。

 

また、ブランド牛の名前だけ知っているのと、

どんな経緯でこんな美味しい牛が出来て、

今この牛はこんな名人が育てて、

沢山の賞を受賞して、

有名な料理人や美食家が絶賛しているなど、

事前にどれくらいの情報を得て食べようとしているのか?

この情報量でも味って変わるんですよ。

 

この質の高い情報を沢山作って、

発信し続ける事が

ブランディングで一番大事な事です。

 

このブランディングの情報発信作業には、

オリジナルのホームページを作って、

更新し続ける事がひとつのやり方です。

 

なぜ、オリジナルのホームページなのか?

SNSやブログではだめなのか?

これは情報の届く範囲に関係します。

SNSはあくまでも特定の繋がり。

一般のブログにはドメインの問題があります。

ドメインとは、http//これがドメイン

検索エンジンでは、

同じキーワードでは、

特定のWebサイトばかりの表示を避けるために、

特定のドメインからは、

原則3~4個までしか表示しないようになっています。

なので、

同じブログサービスなどのベスト3にならなければ、

いつまでたっても検索されないというようになるからです。

 

マスコミやテレビに取り上げてもらう

ファーストステップも、

このオリジナルホームページから

情報収集されていることが多いのです。

 

また、エンドユーザーも、

統括的な情報収集する為に、

更新が頻繁なホームページには、

頻繁にアクセスしてくれます。

 

なので、

オリジナルホームページに、

作れる限りの情報量をアップして、

頻繁に更新することで、

こちら側の人物像や背景を発信して、

ブランディング化していく事ができるのです。

 

ここのこの人が作る○○

人+商品+背景=ブランディング

 

そしてこのブランディング力が、

価値の評価となり、通用する販売価格となります。

そして、六次産業の販売力の原点になるというわけです。

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昨日和歌山で撮影しました。
梅の花って、裏側もきれいなんですよね~

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