ここ最近連続して2回程、
「ホームページ作ってアップしたのだけど、Yahooで検索しても出てこないのです」
そんな内容の話を聞いたのですが、
初歩の事だと放置せずに、一緒に考えてみたいと思います。
検索エンジンとは、
様々なタイプがあるのですが、
現在はGoogle等が使用するロボット型が主流。
インターネット上の公開されたサーバから
クローラ(ボット・スパイダー・ロボット)というものが、
HTML文書やリンク、新規テキスト等を収集して、
データベースに登録して整理しインデックス(目次)を作る。
そして、ユーザーが
調べたい語句=キーワードなどを入れる事によって、
そのキーワードに応じたものを
独自のアルゴリズム(問題を解くための手順を定式化した形で表現したもの)
によって順位を決めて表示している。
Webページ等を検索して検索結果を表示するシステム。
検索エンジンとは、
こんな感じの説明になるのですが、
検索しても出てこないケースは、
次の様な可能性があるのかと予想できます。
予想1:アップして間もない
HP公開後すぐの状態では、
HRをアップしているサーバにクローラが回ってきていないので、
検索エンジンのデータベースに
そのHP情報がまだ入っていないという可能性があります。
予想2:検索したキーワードに対して表示順位が低い
公開後しばらく経過しても見つけられない場合は、
キーワードに対しての順位が低いという可能性があります。
検索するワードを追加したりして、
特定度合いを高めて検索すると見つかるかもしれません。
予想3:同一ドメイン内に同じキーワードが複数ある
この回のブログで書いたのですが、
サブドメインやサブデレクトリで運用している場合、
同じキーワードが掲載されている他のサイトの方が、
検索エンジンに対して強ければ、
制限が掛かって表示されない可能性があります。
予想4:キーワードになっていない
ブログのタイトルなどを、
画像の中だけで表示している場合には、
検索エンジンはHTMLのテキスト情報を収集しているので、
キーワードとして認識されていない可能性があります。
予想5:検索表示されない設定になっている
Webサイトを検索エンジンに
検索表示されないようにする方法があります。
HTML内に記述するのですが、
そんな意図しない設定になっている可能性もあります。
「作ったHPが検索に出てこない・見つけられない」
原因として考えられる可能性を5つ程予想してみました。
検索エンジンの上位に表示する手法を、
SEO対策(検索エンジン最適化)といいます。
S=Search
E=Engine
O=Optimization
検索エンジンの上位表示の傾向(アルゴリズム)を予想して
検索結果の上位に表示させる技法が出回りますが、
検索エンジン側も、
利用者にとって検索結果が有益なものとなるように
日進月歩で技術を進化させていますから、
一時的に成功しても短期的に終わる傾向があります。
結局のところ検索エンジン対策は、
利用者に価値の有るコンテンツが一番効果あるので、
それを作り続けるしかないのですが、
それはそれで、
2016年の年末に賑わったような、
DeNAのパクリ事件の様に、
他人のコンテンツを盗用して自社のものを作るとか、
注目を集める為に薬事法に抵触するような内容にするなど、
どんな手段を使ってもコンテンツを量産するというのが出てきます。
SEO対策を施して検索エンジンに上位表示させて、
アクセス数を集めるというのは、
プロ野球球団を持っている上場企業でさえ、
明らかな不正をやってしまう程の魅力の有るものなのです。
だから上位表示されるのは簡単では無いのですよ。
鳥居の下のごみ箱の番人さん