地方って、
当然ですが都会に比べて圧倒的に周辺商圏人口が少ないです。
なので、
余程の継続来店できる魅力が無い限り連続的な集客は難しいです。
通常の市場調査では、周辺商圏の人口や家族構成、
生活スタイルや収入等の商圏内の見込み客に関するものや、
物件所在地の交通量や競合店などを調査しますが、
そこから算出される結果では、
既にその市場調査費用でさえ無駄だと思われる数字が出る事が多いです・笑
都市部からの観光客をターゲットにするには、
既に集客力のある場所で無い限り数字は読めません。
広告するにも範囲が広すぎて、費用がかかりすぎます。
可能であれば、既に集客力のある場所でやるのが良いですが、
そうでない場合は最低限パンフレットなどの販促ツールを作って、
周辺集客施設に置いてもらうことぐらいはやるべきです。
もちろんそのパンフレットは自店の関係施設や店内にも置いて、
更なる来店と口コミを促すような内容に作り込むべきです。
残念ながら、その程度の事もしないのに、
客が来ないという店主さんもいますねw
あとは、絶対的にお客さんが欲しいモノを作れるかどうか、
まあこれについてはまた追々綴っていきます。
代表的な例としては、
兵庫県三田市にあるパティシエ・エスコヤマが良い例です。
コヤマロールに代表されるヒット商品あり、
それ以外にもテレビのコンテストで優勝したりして、飛び抜けた実力の上に、
様々な努力と知力に満ちた仕掛けが散りばめられています。
私のオススメはプリンかな・笑
エスコヤマは神戸大阪の都市部から離れたベッドタウンの三田市で、
しかも駅からも離れた新興住宅地にあります。
新興住宅地と言ってもエスコヤマが出来た頃は
まだ殆ど住宅もまばらに建っている造成地でした。
そこへ洋菓子屋を出店し、
あっという間に行列を作る店になり
「コヤマロールを買いにいく」という話を私の周りでも聞くようになり、
コヤマロールをゲットしたという友人から、
噂のロールケーキを分けてもらうという事になるのです。
何年かたった今では、新興住宅地には住宅が立ち並び、
エスコヤマも周りは、
駐車場とマカロン・パン・チェコレート・バームクーヘン・カフェなどの
新たなコンセプトの店舗が立ち並び、さしずめコヤマタウンになっています。
相変わらず行列は絶えず、
駐車場には他府県ナンバーも並んでいます。
PATISSIER eS KOYAMA パティシエエスコヤマ
商圏人口が多い都市部でも客を呼べない店が有る一方で、
こんなのを見せられるとホント考え込んでしまいます。