ローカルマーケティング

地方のマーケティング・産直食品通販広告制作者の備忘録

野菜が嫌いな人は農家のランチにはこない

農家カフェをやるときに、運営者側が心配するのは、

「野菜ばっかりになるのだけど、

お客さんは、肉や魚やカニとかが本当は食べたいのでは?」

そんな風に思うようです。

 

世の中には野菜嫌いな方もいます。

もちろん旬の新鮮なカニとか、肉汁滴る神戸牛とか、

新鮮で美味い魚介類も大好きな人は多いです。

 

でも、農家にランチに来るのですから、

カニ鍋や神戸牛のステーキ、

刺身の舟盛りを期待して食べにくるわけではないのです。

 

だからメインは農家の産物だけで構成するべきなので、

結果的に野菜ばかりになりますw

 

お客様も丹波の野菜農家がやっている農家カフェに、

野菜以外のものを期待してくるわけではないし、

本当に野菜が嫌いな人は農家のランチにはこないです。

 

まあ極論言えば、野菜マニアウケを狙った方が面白い。

野菜マニアを自称している人に

「こんな風に大根を食べるんだ~」とか言われたいw

そしたらこちらは

「そりゃあ農家だからね」とさり気なく言いたいw

トマトしか採れない時はトマトの料理だけでもいい

それくらい特化しても全然いい

 

地方でビジネスを成功させるキーワードとして、

「専門店化」「強みの最大限化」「ローカル色化」

・何かに特化して

・自分ところの強みを活かし

・地域色を目一杯出す

 

事業者は何かに特化して、専門店化する事を恐れます。

何にでも対応できる方がいいと思っています。

本当にそうでしょうか?

 

大手でも低迷期のダイエーの様に

「何でもあるけど、欲しいモノが何もない店」といわれて、

カテゴリーキラーといわれる、

ユニクロ・しまむら・ABCマート・ニトリが流行る。

 

超大手では、GMS形態といわれる、

イオンモール、イトーヨーカドーなど

何でもあるイメージの店は低迷し、

三井アウトレット、ららぽーと、コストコなど、

より業態の色を鮮明に打ち出した方が集客できています。

 

地方の中小が何でも広く対応しようとすれば、

上手くいくわけがないのです。

 

どうやって何に絞り込むか?

苦しいけどまずはそこを決めないと

 

「色々あるけど、欲しいモノが何もない」

「そんなにないけど、これを買いに此処に来る」

地方は、大体このように、二分されているような気がします。

f:id:nabelognet:20170119110830j:plain

丹波の婦木農場では、露地トマトの皮をむきます。
個人的にはトマトは皮が美味いと思ってるのですがw
こんなところにも食べ方の違いが・笑

Copyright © Direct Response co., ltd, All Right Reserved.