和歌山では梅の花が咲き始めています。
和歌山の観梅スポットとして一番有名なのは、
みなべ梅林ですが、
私が個人的にオススメしているのは、
同じみなべ町内にある
岩代大梅林です。
和歌山の梅林は、公園ではなく、
梅干しを作る為の農園なので、
梅農家さんの持ち物なのです。
その梅林を、
梅の開花の時季に合わせて、
観光地として入場料をとって、
一般に開放しているのです。
期間限定で、一般開放されているのは、
みなべ梅林・岩代大梅林・田辺梅林
実はそれ以外にも、
一般開放されていない梅林も多いです。
この時季に、付近を車で走ると、
梅の花が咲いている所が随所に見られます。
マニア向け・笑
梅干し作りの梅は、
梅の花が咲く時に、受粉させるのが大事で、
この梅の花が6月の梅雨の時季に収穫される、
梅の実に成長するのです。
その為に、梅林の中に目を凝らすと、
ミツバチの巣箱があります。
近付いてミツバチの仕事の邪魔しないようにしましょう。
梅林の中には、この時季でも蜂とか虫が多いです。
彼らは重要任務を担っているので、
危害を加えたりしないようにしましょう。
そもそも虫が死ぬほど苦手な人は、
梅を見に行かない方がいいです・笑
梅農家さんにとっては、
梅を見に来る人の入場料よりも、
梅を確実に受粉させてくれる虫の方が重要なのです・笑
ここで作られているのは一番人気の南高梅が多いです。
しかし、梅林の中には必ず、違う種類の梅の花があるのです。
それは、南高梅って、ほとんど自家受粉出来なので、
違う種類の梅をわざわざ入れているのです。
また、受粉の確実性を高めるために、
南高梅の根本に、違う種類の梅の花が咲いた枝を、
バケツに入れて置いているのです。
持ち帰り用ではないので手を出さないように・笑
梅の木の下の方にある青いネットは、
梅の実が生って落下する時に優しく受け止める為のものです。
梅の木の下には、牧草の種が蒔いてあって、
5月の連休の頃には伸びて、
その草をクッションにして、
上に青いネットを張るのです。
岩代大梅林は、
駐車場から見るとこんな感じです。
碁盤の目のようになっているので、
梅の木の密集率が高く、丁度盆地のようになっていて、
他の梅林に比べてアップダウンも少ないので、歩きやすいです。
売店はありますが、程良い感じで、のんびり楽しめます。
阪和自動車道の印南ICから、
国道42号線を南下するか、
南部ICから国道42号線を北上するかして、
JR岩代駅付近に看板があるので、
そこを山側へ入って看板の案内に沿って、
しばらく走ると駐車場に到達します。
車で巡れる場所もあるので、
体力に自信の無い方でも大丈夫です。
写真を撮る方に重要なアドバイス
和歌山の梅林は、
海からの風が直接吹くので、
午後からは、空が白くもやって来る事が多いです。
青空の風景を撮るならば、午前中~昼がオススメです!
今年2017年は2月中旬頃が見頃のようです。